[Qiita] ConoHaを使ってCentOS 7.2でMinecraftサーバーを立てる
※この記事は以前Qiitaに投稿されていた古い記事です
これが正しいやり方というわけではなく、こういうやり方もあるという前提で見ていただけると助かります。
Linuxをあんまり触ったことがない人でも分かるように書くつもりですが、分からなかったらググってなんとかしてください!
ConoHaの可愛さは以下にアクセスするか、

はじめに
友人に頼まれてMinecraftサーバーを立てることがたまにあるので、メモとしてまとめておきます。これが正しいやり方というわけではなく、こういうやり方もあるという前提で見ていただけると助かります。
Linuxをあんまり触ったことがない人でも分かるように書くつもりですが、分からなかったらググってなんとかしてください!
ConoHaとは
ひと月900円から使えるVPSサービスです。特長 -【ConoHa】
https://www.conoha.jp/conoha/features
なぜConoHaなのか
- このは可愛い
- 安い
ConoHaの可愛さは以下にアクセスするか、
ConoHa - スマート&パワフルなクラウドの新提案。ひと月900円から。言語設定を
https://www.conoha.jp/conoha
このはにすると、きっと分かります。
必要なもの
- ConoHaアカウント
以下のページからアカウントを作っておいてください。
https://www.conoha.jp/conoha/register
ConoHaでサーバーを作る
-
左のメニューから、サーバー追加ボタンを押す

-
プランとイメージを決める

だいたいこんな感じで。
メモリに関しては、少人数でプレイするなら1GBで充分だとは思いますが、人数が多くなってくると1GBだと重いかもしれません。
VPSを一度停止すればプランの変更は可能なので、重く感じたらプランを変更するというのもアリだと思います。
rootパスワードはサーバーに入るときに必要になるので、任意のパスワードを入れておいてください。
-
オプションを決める

接続許可ポートは「すべて許可」にしないとTCP以外通らなくなってしまうので、「すべて許可」にしておきます。
SSH Keyはsshで接続するのであればここで作成しておくと便利ですが、今回の説明では使わないので「使用しない」にしておきます。
-
サーバーを追加する

値段などこれで良ければ、「追加」ボタンを押します。
-
サーバーが正常に作成されているか確認する
追加ボタンを押したら、自動的にサーバーリストに移動し、「構築中」になっているのが確認できます。
5秒くらい待ってからページをリロードすると、こんな感じで起動中に変わるので、これでサーバーの作成は完了です。

サーバーのIPアドレスを確認する
-
サーバーリストからネームタグをクリックする

-
ネットワーク情報をクリックして、出てきたIPアドレスをメモしておく

いろいろインストールしたり、設定したり
コンソールを開く
サーバーにいろいろとインストールしたり設定するためには、コンソールを開く必要があるので、まずその手順を説明します。- サーバーリストからネームタグをクリックする

- コンソールボタンを押す

- コンソールウィンドウが出てきたら、上部の「コンソール」ボタンを押して、「シリアル」を選択する(VNCのままでも良いですが、個人的にシリアルのが使いやすいので)

- こんな画面になったら、黒い部分のどこかを1度クリックしてから、Enterを押す

- こんな感じでログイン画面になったら、準備完了

root(管理者でログインする)
-
先ほどの黒いログイン画面で
rootと入力してEnter

-
サーバー作成時に設定したrootパスワードを入力してEnter
文字を入力しても画面には出てきませんが、ちゃんと入力されているので、安心してEnterを押しましょう

-
こんな感じで表示されたらログイン完了

Javaを入れる
以下のURLからJDKをダウンロードします。http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/jdk8-downloads-2133151.html規約に同意してから、以下のコマンドを打ち込みます。
wget --no-check-certificate --no-cookies --header "Cookie: oraclelicense=accept-securebackup-cookie" "http://download.oracle.com/otn-pub/java/jdk/8u73-b02/jdk-8u73-linux-x64.rpm"
インストールします。rpm -ivh jdk-8u73-linux-x64.rpm
以下のコマンドを打って、See http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/documentation/index.html for more details.みたいなメッセージが出てきていたら、インストール完了です。java
screenを入れる
以下のように入力してscreenをインストールするyum -y install screen
Complete!と出てこればOK。ポート開放
-
ポートを開放する
以下のコマンドでMinecraftで必要な25565番ポートを開放します
firewall-cmd --zone=public --add-port=25565/tcp --permanent -
反映する
firewall-cmd --reload -
確認する
portsの部分に25565/tcpと出てこれば、OKです。firewall-cmd --list-all
Minecraft用のユーザーを作成する
-
ユーザーを追加
useradd minecraft -
パスワードを設定
確認で2回パスワード入力を求められるので、2回入力します。passwd minecraft

入力されていないように見えるかもしれませんが、ちゃんと入力されているので安心してEnterを押しましょう。
Minecraft用のディレクトリを作る
-
ディレクトリ作成
mkdir -p /usr/local/games/minecraft -
ディレクトリの権限変更
chown minecraft:minecraft /usr/local/games/minecraft
起動スクリプトを用意する
-
minecraftユーザーになる
su - minecraft -
Minecraft用のディレクトリに移動する
cd /usr/local/games/minecraft -
Minecraft WIKIから、起動スクリプトをダウンロードする
wget -O minecraft "http://minecraft.gamepedia.com/Tutorials/Server_startup_script/Script?action=raw" -
編集する
以下を入力して、Entervi minecraft
/MCPATHiを押して編集モードになり、以下のように編集する
MCPATH='/usr/local/games/minecraft'Escを押してコマンドモードになり、以下を入力してEnterを押して保存して終了する
:wq -
実行権限を与える
chmod +x minecraft -
rootに戻る
exit -
/etc/init.d/ディレクトリに移動する
cd /etc/init.d/ -
シンボリックリンクを作成する
ln -s /usr/local/games/minecraft/minecraft -
これで、起動スクリプトの準備は完了
Minecraftサーバーを立てる
普通のサーバー
-
minecraftユーザーになる
su - minecraft -
minecraft用のディレクトリに移動する
cd /usr/local/games/minecraft -
Minecraftの公式ページから、jarをダウンロードする
wget https://s3.amazonaws.com/Minecraft.Download/versions/1.9/minecraft_server.1.9.jar -
ファイルをリネームする
mv minecraft_server.1.9.jar minecraft_server.jar -
minecraft_server.jarを実行する
java -Xmx1024M -Xms1024M -jar minecraft_server.jar nogui -
eula.txtというファイルが作成されるので、MINECRAFT エンド ユーザー ライセンス条項に同意したら、trueにする
eula.txtをviで開く
以下を入力して、falseをtrueにするvi eula.txt
保存する:3s/false/true/
:wq -
Minecraftサーバーを起動する
起動できたら、こんな感じでログが出てくるはずjava -Xmx1024M -Xms1024M -jar minecraft_server.jar nogui
[00:24:28] [Server thread/INFO]: Preparing spawn area: 93% [00:24:29] [Server thread/INFO]: Done (10.143s)! For help, type "help" or "?" -
ついでにop権限を与えたいアカウントに、ここでop権限与える
以下のように入力してEnter
op [アカウント名] -
Ctrl+Cで一旦サーバーを終了する
-
rootに戻る
exit -
以下のコマンドでサーバーを起動させる
service minecraft start -
サーバーの起動時に自動起動する設定を行う
chkconfig minecraft on -
Minecraftのクライアントを起動して、サーバー追加でサーバーアドレスの部分に最初にメモしたIPアドレスを入力します

-
あとは遊ぶだけ!

Modサーバー(Minecraft Forge)
通常のサーバーを構築済みの場合
-
サーバーを終了する
service minecraft stopminecraft_server.jar is stopped.と出るまで待ちます。
-
既存のサーバーのファイル名をリネームする
mv /usr/local/games/minecraft /usr/local/games/backup_minecraft -
新たにminecraftディレクトリを作成する
mkdir -p /usr/local/games/minecraft -
起動スクリプトをコピーする
cp /usr/local/games/backup_minecraft/minecraft /usr/local/games/minecraft/minecraft -
ディレクトリとスクリプトの権限を変更する
chown minecraft:minecraft -R /usr/local/games/minecraft
Modサーバー構築手順
-
minecraftユーザーになる
sudo su - minecraft -
Minecraft用のディレクトリに移動する
cd /usr/local/games/minecraft -
Minecraft Forgeのサイトから、installerとuniversalをダウンロードする
wget http://files.minecraftforge.net/maven/net/minecraftforge/forge/1.7.10-10.13.4.1558-1.7.10/forge-1.7.10-10.13.4.1558-1.7.10-installer.jarwget http://files.minecraftforge.net/maven/net/minecraftforge/forge/1.7.10-10.13.4.1558-1.7.10/forge-1.7.10-10.13.4.1558-1.7.10-universal.jar -
インストールする
java -jar ./forge-1.7.10-10.13.4.1558-1.7.10-installer.jar nogui --installServer -
インストールが完了したら、インストーラを削除する
rm -rf forge-1.7.10-10.13.4.1558-1.7.10-installer.jar* -
ファイルをリネームする
mv forge-1.7.10-10.13.4.1558-1.7.10-universal.jar minecraft_server.jar -
実行する
java -Xmx1024M -Xms1024M -jar minecraft_server.jar -
通常のMinecraftサーバーと同じく、
eula.txtというファイルができるので、MINECRAFT エンド ユーザー ライセンス条項に同意したら、trueにする
eula.txtをviで開く
以下を入力して、falseをtrueにするvi eula.txt
保存する:3s/false/true/
:wq -
起動する
起動できたら、こんな感じでログが出てくるはずjava -Xmx1024M -Xms1024M -jar minecraft_server.jar
[00:24:28] [Server thread/INFO]: Preparing spawn area: 93% [00:24:29] [Server thread/INFO]: Done (10.143s)! For help, type "help" or "?" -
ついでにop権限を与えたいアカウントに、ここでop権限与える
以下のように入力してEnter
op [アカウント名] -
Ctrl+Cで一旦サーバーを終了する
-
rootに戻る
exit -
以下のコマンドでサーバーを起動させる
service minecraft start -
サーバーの起動時に自動起動する設定を行う(まだしてない場合)
chkconfig minecraft on -
Minecraftのクライアントを起動して、サーバー追加でサーバーアドレスの部分に最初にメモしたIPアドレスを入力します

-
あとは遊ぶだけ!

サーバーにModを入れたいとき
-
minecraftユーザーになる(なってない場合)
su - minecraft -
modディレクトリに移動する
cd /usr/local/games/minecraft/mods -
Modをダウンロードする
wget "ModのjarとかのURL"
覚えておくと便利なコマンド集
| コマンド | 内容 |
|---|---|
| pwd | 現在のディレクトリの位置を表示 |
| ls -l | 現在のディレクトリにあるファイル一覧を表示 |
| cd ディレクトリ名 | ディレクトリを移動する |
| mv 変更前のファイル名 変更後のファイル名 | ファイル名を変更する |
| mv 変更前のファイルの場所 変更後のファイルの場所 | ファイルを移動する |
| su アカウント名 | アカウント名でログイン |
| su - アカウント名 | アカウント名でログインしてホームディレクトリに移動する |
| rm ファイル名 | ファイルを削除する |
| rm -rf ディレクトリ名またはファイル名 | ファイルまたファイル名を警告を出さずに削除する (復元できないのでこのコマンドを打つときは注意してね) |
参考
CentOS 7 に Java 8 を入れる
http://blog.tanitanin.net/?p=833
ConoHaクラウドでping/ping6が通らない…(解決済
https://linux.yebisu.jp/memo/1025
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